今季初メジャーは100パーセントの準備で

今季初メジャーは100パーセントの準備で

 早いもので、2016年シーズンが開幕してから、もうすぐ2ヵ月が過ぎようとしています。
そして、今季のメジャー初戦・ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップがいよいよ開催です。

gallery20160404-20.jpg

 昨年2勝目を挙げたことで、いろいろな人から「次はメジャーだね」と声をかけられることも多くなりました。

 以前の私はメジャータイトルを大きく意識したことはありませんでした。しかし、昨年の最終戦、LPGAチャンピオンシップリコーカップでは、初日から3日目まで4位タイと優勝を狙える位置にいながら、最終日の上がり3ホールで5つスコアを落としてしまいました。最終戦の最終日の最後、ということからとても悔しい思いをしましたし、メジャータイトルを意識したのです。

 以前もお話ししましたが、私は昨シーズンの終盤、明らかにスタミナ切れに陥ってしまいました。最終戦でのふがいない終わり方もそのためだったと思います。ですから私は今シーズンは、定期的に休息を取るスケジュールを組みました。

 すべては大きな試合で結果を残したいため。

 今の私は「メジャーで勝ちます!」と胸を張っていえません。

 でも、私は30歳でゴルファーとしてのピークを迎えられたらいいなと思っています。30歳になったとき、モチベーションと技術が伴っていたら、今は漠然と夢だと思っていることが、目標に変わるかもしれない。

 私が32歳になったら、東京五輪が開催されます。確かに私は昨年、JGAの強化指定選手に選ばれ、今年のリオ五輪を狙える位置にいました。でも、五輪は国の代表としてプライドを懸けて戦うもの。一人のファンとして客観的に見たら、日本が金メダルを獲るためにベストなメンバーが出場するべきです。32歳でピークを超えて充実していれば、東京オリンピックに出て金メダルを狙えるかもしれない。そのために休みを取りながら今シーズンを戦う私には、今年のリオ五輪に出場することは、難しいのかなと思うのです。

 まずは、今年1年のシーズンを最終戦まで全力で戦うこと。そしてメジャー大会をはじめキーポイントとなる大会で成績を残していきたいです。

 そのことが海外メジャーにも繋がると思うのです。

 私は海外メジャーに対しても、もともとあまり欲はありませんでした。最初に出場権を得た全英リコー女子オープンも、辞退しようと思ったほどです。


gallery20160328-12.jpg

 スランプで予選落ちを繰り返して賞金が得られない、シード権を喪失した経験のある私には、日本の試合を休んでまで出場することに抵抗がありましたし、イギリスで試合に出場するためにはそれなりに費用がかかることも、二の足を踏む要因でした。

 それでも、チャンスだからとコーチの森(守洋)さんに背中を押されて、ほんの腕だめしのつもりで出場してみたら、結果よりも今までにない経験がたくさんできたのです。

 ですから海外メジャーにはまた出たい。メジャーに限らず、海外の試合は必ず新しい刺激をくれます。とにかくいい思い出しかありません。

 海外の試合で成績を出せばロレックスランキングも上がります。メジャーならなおさらですから、東京オリンピックに近づきます。そして、アマチュアのころからなんとなく夢見ていた米女子ツアー......。どれも今は目標とは言えませんが、少しずつ、声に出せるようになればいいなと思っています。

 まずは今季メジャー初戦、昨年の最終戦の悔しさを払拭できるよう、100パーセントの準備をして臨みます!